転倒することにより、骨折などの怪我をすることで自立した生活に支障が出てしまう場合もあり、注意が必要ですし昨今の高齢化において重要な課題にもなっています。
転ばないバランス感覚、注意力が必要ですが、年齢とともに衰えてしまいます。 きちんとした対策を取ることにより転びにくく転んでもケガをしない体づくりが大切になります。
人はいつからでも学習により能力を獲得できますので予防の意識を持ち楽しんで取り組みましょう。
転倒してケガをしない人もいます。ケガをする人はどんな人でしょうか?
上記のような方は特に気をつける必要があります。
もし、転んでしまう前に転倒に対する予習、練習が出来たらどうでしょう?
日頃の体の使い方や運動をどれだけしているかが大事になって来ます。
転ばないに越したことはないのですが絶対に転ばないということは、ありません。
そして転んでしまうとケガをしやすくなりますが、転ばないようにばかり気をつけるあまりに下を向いて歩いてしまったり自然と足を力んでいたりしていて、言い訳はありません。
では、どうしたら良いのでしょうか?
転ばないように反応し体を支える体力が必要になって来ます。 そして、もし転倒してもケガをしずらい転び方をする必要があります。
歩くのが楽しいという人はどの位いるでしょうか? 歩くこと事態が本当に楽しいという人はかなり少ないのではないでしょうか?
多くの人が楽に歩けなくなって来て、中には歩くのが怖い人まで、出てきます。もしくは自分では平気でも周りの家族が心配して自由に歩けない人もいるでしょう。
本当はみんな楽しく歩きたいと思っているのに。
昔から武道の世界では転び方が研究されています。 転び方だけではなく立ち方や座り方といった基本的な動作が大事であるということで研究されていました。
柔道などが有名ですが実際、投げられてケガをしないように使われている武道があります。
練習中でさえ受け身が出来ないとケガにつながります。上達の為には必要不可欠な技術です。
日常生活でも転んだりした場合、とても役に立ちます。
体力をつけたり体の反応を良くするのにも、とても良い練習になります。
転んだとしても、ダメージを最小限にしたい、もしくは痛くなく済ませたいものです。
まず、手のつきかた、おしりのつきかた、膝のつきかたが重要です。
上手くついて転べば骨折やケガのリスクを大幅に減らせます。
骨折などすると骨が治癒するまでと、その後のリハビリに長い時間がかかります。 年齢が上になる程、回復が長くなる傾向が、はっきりとあります。
手、膝、おしりなどを上手についてダメージを減らし、コロンと転がることで衝撃を逃がしてあげることが重要です。 その際、頭を打たないように顎を引くことも大切です。
このあたりは、普段の訓練がものを言いますので、しっかりやっていきましょう。
そして、ものすごく大事なことに転んでしまった時に驚かず慌てずに対処が出来るのかどうか、ということがあります。
案外、落ち着いて対処するだけで大したことにならずに済んでしまうこともあります。 何にせよ。訓練しておくと準備が出来ますし、日々の訓練は良い運動にもなりますので継続は力でやって見るのが一番です。
子供は大人の真似をしたがります。 真似て学びますよね。 大人は子供の手本にならなくてはいけない。 赤ちゃんは大人が歩いているのに憧れて立ちたい、歩きたいと何度も倒れながらも上手になって行きます。
実は、ここに注目して、もともと大人が赤ちゃんの手本でしたが、立場を変えて見ます。
赤ちゃんを先生に手本にして見るのです。
赤ちゃんは立つ前に、たくさん良い練習をしているのです。 もぞもぞ動いて寝返りして、動けるようになると、いっぱいハイハイして。立って歩く前の準備になっています。
赤ちゃんを手本にしてみましょう。
まずは、体をほぐす体操をします。
ほぐれた体は力を抜き易いのでとっさの時に力まず衝撃を吸収してくれます。
次に実際に手をついて見ます。最初は座っている状態や寝ている姿勢から手をついて見るのが良いでしょう。
手の平を広げ柔らかくつけると、必要に応じて力も発揮し易いので衝撃を吸収出来ます。
ハイハイトレーニングをします。赤ちゃんを手本にやってみましょう。猫が好きな人は猫の真似でもいいですし、犬派の人は犬でもいいです。ライオンやトラでも大丈夫!
赤ちゃんの真似なんて簡単!と思っていたら、意外と大変なんですが、少しずつやっていけば平気です。疲れたら赤ちゃんを手本に寝てしまっても良いですよ。
手のつき方も良くなり、支える腕の力も強くなります。そして体幹の動きが赤ちゃんの動きに少し近づきます。
そこからコロンとゆっくり横に転がったりして段々上手に転がる方法を練習して行きます。
十分準備が出来たら立った状態から前や後ろにコロンと転がる方法も練習して行きます。その人にあった練習の強度で続けましょう。