良質の睡眠を
睡眠の力
睡眠を取ることで体の疲労回復が出来きます。
睡眠不足の人は体の回復に時間がかかる傾向があります。
人間は様々なホルモンを分泌して体の調節を行っていますが、睡眠時もホルモンを調節して体内環境を整えています。
成長ホルモンが分泌されることによって骨や筋肉、肌の修復や成長、脳の疲労回復、脂肪の燃焼、病気への抵抗力を発揮してくれます。
成長ホルモンは深い睡眠を取った時に多く分泌されますので深い良い睡眠を取ることが必要です。
睡眠ホルモンとも呼ばれるメラトニンは松果体から分泌されるホルモンです。
メラトニンは体内リズムを整え自然な睡眠へと誘導してくれる作用があります。この体内リズムは朝、光を浴びることで調節されて、夜になるにしたがい徐々にメラトニンが分泌することにより眠気が出て来ることで良い睡眠を味わうことが出来ます。更に新陳代謝を活発にし疲れを取ってくれるため、病気の予防や老化防止にも役に立つと考えられています。
よく眠るために必要なこと
眠気に誘われて自然と眠るためにはどうしたらよいのでしょうか?
眠るためには「副交感神経」が優位に働く必要があるのです。
交感神経、副交感神経の両方が大事ですが、睡眠時には副交感神経の働きが重要になってきます。
副交感神経をが働くことで、呼吸や脈拍もゆっくり落ち着いた状態になり、リラックスして睡眠へと入ってゆけます。
『ゆったりした気分』は『ゆったりした呼吸』が作ります。
『いい寝息』でゆっくり寝るためには『落ち着いた呼吸』が必要です。
ドキドキしている時は心臓の動きも早く力強く動いている時です。呼吸も当然速くなります。
ゆったりして落ち着いている時は心臓もゆっくりで急ぐ必要がありません。呼吸もゆっくり深く、ゆったりしたリズムになります。ゆったりとした呼吸と血液の流れが、睡眠を誘い自然と眠りにつく環境が整っていきます。ホルモンも血液中に分泌され体を調節して回復力を高め、理想的な睡眠になっていきます。
体を整えてあげましょう
副交感神経を働かせて、ゆったりした呼吸、血液の流れを作り、ホルモンの作用で眠気や回復作用を引き出しましょう。
体を整えてあげることで正常な反応を引き出します。
交感神経の緊張が持続的に続くことが多い現代の社会は、自律神経が交感神経の側にかたより、副交感神経が十分に働きにくくなっています。
体を整えて、自律神経の調節機能を取り戻しバランスを回復させてあげることが眠れない人には特に大切です。
なかなか眠れない人、睡眠不足の人は、早めに体を整えてあげて下さい。